検索支援ツール「かんざし」の特長

検索支援ツール「かんざし」は、さまざまな検索サイトや辞書ソフトを使った調べものを便利にするためのWindows用検索支援ツールです。AutoHotkey(AHK)というユーティリティを別途インストールしたうえでご利用いただく「AHK版」と、AHKのインストールなしで気軽にご利用いただける「入門版」の2種類があります。ダウンロードはこちらのページからどうぞ。

かんざしには次のような特長があります。

さまざまなサイトや辞書を共通の操作で検索可能

検索先の違いを意識することなく、かんざしの入力ボックスからスピーディーに検索を実行できます。目的のサイトやソフトを開いたり、検索語句の入力ボックスにフォーカスを移したりといった操作に頭と労力を使う必要がありません。

検索先が日本版Googleでも、米国版Googleでも、Web上のOALD(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)でも、Windows上のEBWin4(辞書検索ソフト)でも、検索方法は同じです。ボタンひとつでかんざしの入力ボックスを開いて、検索先を指定し、検索語句を入力するだけ。「どこかで何かを調べたい」と思った瞬間に、かんざしの入力ボックスを開けば済むので、頭にかかる負荷を軽減できます。

主要な検索サイトや辞書サイトが登録済み

入門版・AHK版とも、翻訳業務や英語学習でよく使う主な検索サイトや辞書サイトがあらかじめ検索先として登録されています(いずれも無料サイト)。インストール後すぐに検索を実行できます。

デフォルトで検索可能な検索サイト・辞書サイトは以下のとおりです。

  • 検索サイト
    – Google日本
    – Google米国
    – Google英国
    – Google米国画像検索
    – Bing
  • パソコン上の辞書ソフト
    – EBWin4
  • 学習英英辞典サイト
    – Oxford Advanced Learner’s Dictionary(OALD)
    – Longman Dictionary of Contemporary English(LDOCE)
    – Collins Online Dictionary(COBUILDなど)
    – Cambridge Dictionary
    – Britannica Dictionary(Merriam-Webster Advanced Learner’s Dictionaryに相当)
  • 一般英英辞典サイト
    – Googleのdefine検索(Oxford Dictionary of English[ODE]相当と推測される辞書コンテンツ。詳しくはこちら
    – Wiktionary
    – Merriam-Webster(M-W)
    – American Heritage Dictionary(AHD)
  • 英和・和英辞典サイト
    – ロングマン英和辞典
    – プログレッシブ英和/和英辞典(goo辞書のコンテンツ)
    – ライフサイエンス辞書(英⇔和)
    – 翻訳訳語辞典(英⇔和)
    – 経済金融・証券会計訳語辞典(英⇔和)
  • 日本語辞典サイト
    – デジタル大辞泉(goo辞書のコンテンツ)
  • 日本語類語辞典サイト
    – Weblio類語
    – 翻訳類語辞典
    – 類語玉手箱
    – 連想類語辞典

AHK版は、ここに挙げた以外の検索サイトや辞書ソフトも含めて、検索先の追加/削除を自由に行うことができます。(サイトやソフトによっては検索できない場合もあります)。

串刺し検索にも対応

複数の検索サイトや辞書ソフトに対して1回の操作で検索語句を送り込む「串刺し検索」にも対応しています。

デフォルトでは、「学習英英辞典サイトの串刺し」「一般英英辞典サイトの串刺し」「日本語類語辞典サイトの串刺し」の3種類の串刺し検索に対応しています。

AHK版は、それ以外の串刺し検索も登録可能です。Web上の検索サイトとWindows上の辞書ソフトが混在する串刺しもできます。

ポップアップメニューやホットキーからの検索も可能

Wordやテキストエディタ、Webブラウザなどで語句を選択し、キーボードの所定のキーを押すか、マウスの中ボタン(ホイール部)をクリックすると、ポップアップメニューから検索を実行できます。

また、語句を選択した後に特定のキーを押すだけで直ちに検索を実行できる、ホットキー一発検索の機能もあります。デフォルトでは、Google日本版、Google米国版、EBWin4 の3つの検索先が対応しています。AHK版はその他の検索先にも対応可能です。

入力ウィンドウでの短縮入力に対応

入力ウィンドウ上で長い文字列をキー数個で入力できる短縮入力の機能があります。検索でよく使う語句を登録しておくことで、作業を効率化できます。(AHKの特徴の1つであるホットストリングをそのまま利用した機能ですが、かんざしではAHKなしの入門版でもお使いいただけます)。

上の例では、「site:apple.com」「site:microsoft.com」「site:google.com」という入力を、それぞれ「,,a」「,,m」「,,g」という3つのキー入力で済ませています。

プログラミングの知識が不要

検索処理を省力化するためのスクリプトは、AHKやPythonなどのプログラミング言語を使って自作するのも、さほど難しくはありません。とはいえ、ハードルが高いと感じる方や、習得のための時間を確保するのが難しい方もいらっしゃると思います。

かんざしなら、プログラムを自分で作る必要がありません。特に入門版は、AHKのインストールそのものが不要で、プログラミングの知識がなくても大丈夫です。

ダウンロード

かんざしのダウンロードはこちらのページからどうぞ。