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【ご注意】このページに掲載しているのは、今後公開する新バージョン(v0.4)についての情報です。v0.4のソフト本体はまだ公開しておりません。下の方のリンクからダウンロードできる旧バージョン(v0.3)には、このページで説明している検索先が登録されていませんので、ご注意ください。話が色々まぎらわしくて すみません。
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「かんざし」は、さまざまな検索サイトや辞書ソフトを使った調べものを便利にするための検索支援ツールです。Windows 10以降で動作するフリーソフトウェアで、翻訳者や英語学習者の方々に向いています。

かんざしの開発にはAutoHotkey(AHK)というプログラミング環境を使用していますが、AHKをインストールしていない環境でも簡単にご利用いただける「入門版」と、AHKをインストール済みの環境で動作する「AHK版」の2種類があります。
かんざしの特長
さまざまなサイトや辞書を共通の操作で検索可能
検索先の違いを意識することなく、かんざしの入力ボックスからスピーディーに検索を実行できます。目的のサイトやソフトを開いたり、検索語句の入力ボックスにフォーカスを移したりといった操作に頭と労力を使う必要がありません。
検索先が日本版Googleでも、米国版Googleでも、Web上のOALD(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)でも、Windows上のEBWin4(辞書検索ソフト)でも、検索方法は同じです。ボタンひとつでかんざしの入力ボックスを開いて、検索先を指定し、検索語句を入力するだけ。「どこかで何かを調べたい」と思った瞬間に、かんざしの入力ボックスを開けば済むので、頭にかかる負荷を軽減できます。
主要な検索サイトや辞書サイトが登録済み
入門版・AHK版とも、翻訳業務や英語学習でよく使う主な検索サイトや辞書サイトがあらかじめ検索先として登録されています(いずれも無料サイト)。インストール後すぐに検索を実行できます。
- 検索サイト: Google日本、Google米国、Google英国、Google米国画像、Bing
- パソコン上の辞書ソフト: EBWin4
- 学習英英辞典サイト: Oxford Advanced Learner’s Dictionary(OALD)、Longman Dictionary of Contemporary English(LDOCE)、Collins Online Dictionary(COBUILDなど)、Cambridge Dictionary、Britannica Dictionary(Merriam-Webster Advanced Learner’s Dictionaryに相当)
- 一般英英辞典サイト: Googleのdefine検索(Oxford Dictionary of English[ODE]相当と推測される辞書コンテンツ)、Wiktionary、Merriam-Webster(M-W)、American Heritage Dictionary(AHD)
- 英和・和英辞典サイト: ロングマン英和辞典、プログレッシブ英和/和英辞典、ライフサイエンス辞書(英⇔和)、翻訳訳語辞典(英⇔和)、経済金融・証券会計訳語辞典(英⇔和)
- 日本語辞典サイト: デジタル大辞泉
- 日本語類語辞典サイト: Weblio類語、翻訳類語辞典、類語玉手箱、連想類語辞典
AHK版は、ここに挙げた以外の検索サイトや辞書ソフトも含めて、検索先の追加/削除を自由に行うことができます。
串刺し検索にも対応
複数の検索サイトや辞書ソフトに対して1回の操作で検索語句を送り込む「串刺し検索」にも対応しています。

デフォルトでは、「学習英英辞典サイトの串刺し」「一般英英辞典サイトの串刺し」「日本語類語辞典サイトの串刺し」の3種類の串刺し検索に対応しています。
AHK版は、それ以外の串刺し検索も登録可能です。Web上の検索サイトとWindows上の辞書ソフトが混在する串刺しもできます。
ポップアップメニューやホットキーからの検索も可能
Wordやテキストエディタ、Webブラウザなどで語句を選択し、キーボードの所定のキーを押すか、マウスの中ボタン(ホイール部)をクリックすると、ポップアップメニューから検索を実行できます。

また、語句を選択した後に特定のキーを押すだけで直ちに検索を実行できる、ホットキー一発検索の機能もあります。デフォルトでは、Google日本版、Google米国版、EBWin4 の3つの検索先が対応しています。AHK版はその他の検索先にも対応可能です。
入力ウィンドウでの短縮入力に対応
入力ウィンドウ上で長い文字列をキー数個で入力できる短縮入力の機能があります。検索でよく使う語句を登録しておくことで、作業を効率化できます。(AHKの特徴の1つであるホットストリングをそのまま利用した機能ですが、かんざしではAHKなしの入門版でもお使いいただけます)。

上の例では、「site:apple.com」「site:microsoft.com」「site:google.com」という入力を、それぞれ「,,a」「,,m」「,,g」という3つのキー入力で済ませています。
プログラミングの知識は不要
検索処理を省力化するためのスクリプトは、AHKやPythonなどのプログラミング言語を使って自作するのも、さほど難しくはありません。とはいえ、ハードルが高いと感じる方や、習得のための時間を確保するのが難しい方もいらっしゃると思います。
かんざしなら、プログラムを自分で作る必要がありません。特に入門版は、AHKのインストールそのものが不要で、プログラミングの知識がなくても大丈夫です。
入門版とAHK版の違い
かんざしには、AutoHotkey(AHK)をインストールしていない環境でも使える「入門版」と、AHK上で動作する「AHK版」の2種類があります。デフォルト状態での動作はどちらもまったく同じです。
入門版は、かんざしを初めてお使いの方や初心者の方に適したバージョンです。exe形式のファイルを実行するだけで起動し、簡単に使うことができます。プログラミングの知識は一切必要ありません。その代わり、検索先の追加/削除やショートカットキーの割り当ての変更といったカスタマイズはできません。
AHK版は、入門版を使ってみてカスタマイズが必要と感じた方に適したバージョンです。一応こちらが「正式版」という位置付けになっています。AHKスクリプトの形で配布しており、AHKをインストール済みの環境で動作します。入門版とは違って、辞書の追加/削除やキーの割り当ての変更、独自処理の追加などのカスタマイズを加えることができます。細かなカスタマイズにはプログラミングの知識が必要となる場合があります。
初めての方は、まずは「入門版」で機能や操作性をお試しいただくことをお勧めします。その後、検索先やキーのカスタマイズが必要と感じたら、その時点で「AHK版」への移行をご検討ください。
入門版のダウンロード
かんざしを初めてお使いの方や、初心者の方に適したバージョンです。
ダウンロードはただいま準備中です。
AHK版のダウンロード
入門版を使ってみて、検索先やキーのカスタマイズが必要と感じた方に適したバージョンです。
使用には、AutoHotkey Version 1.1.28.00 以降が必要です。(従来のかんざし v0.3 に比べて、必要なAHKのバージョンが微妙に上がっていますのでご注意ください)。
※2022年12月に公開となったAutoHotkey 2.0系では動作しません。Vesion 1.1系をお使いください。
ダウンロードはただいま準備中です。
旧バージョンのダウンロード
こちらの旧バージョンには、上の説明にあるようなWebサイトや辞書サイトがデフォルトの検索先として登録されていません。また、ファイルの中身は公開当初のままです。現在では動作しない機能や、現状と合わない説明が含まれている可能性があります。
- AHK_Kanzasi_0.3a.zip(2014年11月公開)
AHK版かんざし(バージョン0.3)のファイルです。動作にはAutoHotkey Unicode 版 Version 1.1.13.00以降が必要です。ただし、2022年12月に公開となったAutoHotkey 2.0系では動作しません。Vesion 1.1系をお使いください。 - Kanzasi_lib_for_AHK1.1.33+.zip(2023年4月公開)
かんざしを起動したときに出る警告メッセージ(※下記参照)を表示させなくするための差し替えファイルです。必要に応じてお使いください。
※AutoHotkeyのバージョンが1.1.33以降の場合、かんざしの起動時に「Warning in #include file …」という警告メッセージが表示されます。そのままでも動作に支障はありませんが、気になる方は、かんざしの導入先フォルダに入っている「kanzasi_lib.ahk」をこちらのzipの中身に差し替えることで、警告が出なくなります。
2000年代初頭に公開した古いバージョン(スタンドアロン版かんざし)についてはこちら
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当ツールの一部バージョンに同梱のサウンドファイルは、OtoLogic(https://otologic.jp)の音素材を利用しています。(CC BY 4.0)
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