辞書ソフト・Webサイトの検索支援ツール「かんざし」

「かんざし」は、さまざまな検索サイトや辞書ソフトを使った調べものを便利にするための検索支援ツールです。Windows 10以降で動作するフリーソフトウェアで、翻訳者や英語学習者の方々に適しています。

かんざしの開発にはAutoHotkey(AHK)というユーティリティ(プログラミング環境)を使用しています。現在公開しているバージョンには、AHKを別途インストールしたうえでご利用いただく「AHK版」と、AHKのインストールやプログラミングなしで気軽にご利用いただける「入門版」の2種類があります。

使用上の注意・ダウンロードはこちら

かんざしの特長

かんざしには次のような特長があります。詳しくはこちらのページをご覧ください。

  • さまざまな検索サイトや辞書サイトを共通の操作で検索可能
  • 多彩な検索サイト・辞書サイトをデフォルトで登録済み (*)
  • 串刺し検索にも対応
  • ポップアップメニューやホットキーからの検索も可能
  • 短縮入力に対応
  • プログラミングの知識が不要

* デフォルトで検索可能な検索サイト・辞書サイトは以下のとおりです。

  • 検索サイト
    – Google日本
    – Google米国
    – Google英国
    – Google米国画像検索
    – Bing
  • パソコン上の辞書ソフト
    – EBWin4
  • 学習英英辞典サイト
    – Oxford Advanced Learner’s Dictionary(OALD)
    – Longman Dictionary of Contemporary English(LDOCE)
    – Collins Online Dictionary(COBUILDなど)
    – Cambridge Dictionary
    – Britannica Dictionary(Merriam-Webster Advanced Learner’s Dictionaryに相当)
  • 一般英英辞典サイト
    – Googleのdefine検索(Oxford Dictionary of English[ODE]相当と推測される辞書コンテンツ。詳しくはこちら
    – Wiktionary
    – Merriam-Webster(M-W)
    – American Heritage Dictionary(AHD)
  • 英和・和英辞典サイト
    – ロングマン英和辞典
    – プログレッシブ英和/和英辞典(goo辞書のコンテンツ)
    – ライフサイエンス辞書(英⇔和)
    – 翻訳訳語辞典(英⇔和)
    – 経済金融・証券会計訳語辞典(英⇔和)
  • 日本語辞典サイト
    – デジタル大辞泉(goo辞書のコンテンツ)
  • 日本語類語辞典サイト
    – Weblio類語
    – 翻訳類語辞典
    – 類語玉手箱
    – 連想類語辞典

AHK版は、ここに挙げた以外の検索サイトや辞書ソフトも含めて、検索先の追加/削除を自由に行うことができます。(サイトやソフトによっては検索できない場合もあります)。

入門版とAHK版の違い

かんざしには、AutoHotkey(AHK)をインストールしていない環境でも使える「入門版」と、AHK上で動作する「AHK版」の2種類があります。デフォルト状態での動作は、どちらもまったく同じです。

入門版は、かんざしを初めてお使いの方や初心者の方に適したバージョンです。exe形式のファイルを実行するだけで起動し、簡単に使うことができます。プログラミングの知識は一切必要ありません。その代わり、検索先の追加/削除やショートカットキーの変更といったカスタマイズはできません。

AHK版は、入門版を使ってみてカスタマイズが必要と感じた方に適したバージョンです。一応こちらが「正式版」という位置付けになっています。AHKスクリプトの形で配布しており、AHKをインストール済みの環境で動作します。入門版とは違って、辞書の追加/削除やキーの割り当ての変更、独自処理の追加などのカスタマイズを加えることができます。細かなカスタマイズにはプログラミングの知識が必要となる場合があります。

初めての方は、まずは「入門版」で機能や操作性をお試しいただくことをお勧めします。その後、検索先やキーのカスタマイズが必要と感じたら、その時点で「AHK版」への移行をご検討ください。

使用上の注意

かんざしのご利用にあたっては、以下の点にご注意ください。

  • お使いの環境によっては、当ツールが正しく動作しなかったり、不具合を起こしたりする可能性も考えられます。最初の段階では、お仕事などの重要なファイルを開いていない状態のときに、様子を見ながら少しずつお試しいただくよう、お願いいたします。
  • 検索処理の動作中は、キーボードやマウスの操作を控え、なるべく静かにお待ちください。擬似的なキーボード操作やマウス操作をプログラムで送り込む形で動作しますので、外から不用意に操作を加えると、予期せぬ挙動となる可能性があります。
  • 串刺し検索機能は、動作がもたついたり、検索先ページがうまく表示されなかったりする場合があります。ご了承ください。

入門版のダウンロード

かんざしを初めてお使いの方や、初心者の方に適したバージョンです。

ダウンロード後、まずは『クイックリファレンスガイド』に沿って、一通り操作を試してみることをお勧めします。

※zipファイルのダウンロード時に、「このファイルはウィルスに感染している」という警告が出る場合があるようです。公開の時点でウィルス対策ソフト(ESET)によるチェックを行っておりますので、ダウンロード時の警告は誤検知のはずではありますが、心配な方はご利用をお控えください。

AHK版のダウンロード

入門版を使ってみて、検索先やキーのカスタマイズが必要と感じた方に適したバージョンです。

ダウンロード後、まずは『クイックリファレンスガイド』に沿って、一通り操作を試してみることをお勧めします。

使用には、AutoHotkey Version 1.1.28.00 以降が必要です。
※従来のかんざし v0.3 に比べて、AHKのバージョンの要件が微妙に上がっていますので、ご注意ください。
※2022年12月に公開となったAutoHotkey 2.0系では動作しません。Vesion 1.1系をお使いください。

旧バージョンをご利用中の方へ:

旧バージョン(v0.3)で特にお困りの点がなければ、バージョンアップは必要ありません。本バージョン(v0.4)の主な変更点についてはこちらの記事を、v0.3からv0.4へのバージョンアップの方法についてはこちらの記事をご覧ください。

旧バージョンのダウンロード

こちらの旧バージョンには、上の説明にあるようなWebサイトや辞書サイトがデフォルトの検索先として登録されていません。また、ファイルの中身は公開当初のままです。現在では動作しない機能や、現状と合わない説明が含まれている可能性があります。

  • AHK_Kanzasi_0.3a.zip(2014年11月公開)
    AHK版かんざし(バージョン0.3)のファイルです。動作にはAutoHotkey Unicode 版 Version 1.1.13.00以降が必要です。ただし、2022年12月に公開となったAutoHotkey 2.0系では動作しません。Vesion 1.1系をお使いください。
  • Kanzasi_lib_for_AHK1.1.33+.zip(2023年4月公開)
    かんざしを起動したときに出る警告メッセージ(※下記参照)を表示させなくするための差し替えファイルです。必要に応じてお使いください。
    ※AutoHotkeyのバージョンが1.1.33以降の場合、かんざしの起動時に「Warning in #include file …」という警告メッセージが表示されます。そのままでも動作に支障はありませんが、気になる方は、かんざしの導入先フォルダに入っている「kanzasi_lib.ahk」をこちらのzipの中身に差し替えることで、警告が出なくなります。

2000年代初頭に公開した古いバージョン(スタンドアロン版かんざし)についてはこちら

利用条件・免責事項など

当ツールはフリーソフトウェアです。無償で自由にご利用いただけます。

当ツールを利用されたことにより損害やトラブル等が発生しても、作者は一切の責を負いません。各自の責任においてご利用ください。

当ツールの一部バージョンに同梱のサウンドファイルは、OtoLogic(https://otologic.jp)の音素材を利用しています。(CC BY 4.0)

お問い合わせ

ご意見・ご質問等ございましたら、作者の内山までご連絡ください。

  • メール:uchiyamaくるくるuchi-com.jp(←「くるくる」の所をアットマークにしてください)
  • Twitter:@tuchiyama